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犬の混合ワクチン②(初年度接種)

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今回はワクチン接種の間隔についてのお話です。

皆さんはワクチンの次の予定を聞いたときに「まだ打つの?」とか「また打つの?」とか思ったことはありませんか?

予防医療における基本的な理論は人も犬も猫も同じです。また一方で犬には犬の、猫には猫のそれぞれ要点がありますので今回からそのあたりを説明していきます。

 

まず1歳未満の子犬・子猫には複数回のワクチン接種が必要です。

生まれてしばらくの間は母親の初乳を介して与えられた免疫物質(移行抗体といいます)が体に既に入っています。これがワクチンのような役割をして体を守ってくれるわけですが、一方でワクチン注射による免疫獲得を邪魔もしてしまいます。移行抗体の影響がいつ頃まで続くかは個体により異なりますので、初年度ワクチンの最終接種は現状16週齢以降であることが推奨されています。犬の場合最初の一回は家に来る前に済んでいることが多いと思いますが、ワクチンの種類やその時の体調によるので皆が同じタイミングにはなりません。

それらを全て加味すると「初年度ワクチンは1ヵ月間隔で合計2~3回」となるわけです。

 

今回は犬の…というタイトルでしたが、子猫も初年度の接種回数・間隔は同じですね。

長くなりそうなので2年目以降の追加接種については次回に分けてお話します。

参考にしてみてください。

 

じんアニマルクリニック

院長 倉?仁之